鍋料理の歴史

日本の古い民家と言えば、からぶき屋根に土間、そして囲炉裏がもっとも象徴的なものかと思います。
この囲炉裏は、室内の照明であり暖房であり、調理器具でもありました。
その囲炉裏で煮炊きした料理を取り分けて食べることは一般的なことだったのです。

江戸時代に入ると、囲炉裏のない部屋やお店もできました。
そこで、今までと同じような料理を提供する為に出現したのが、火鉢を使った「小鍋」料理です。
この小鍋料理が出たことで、今のような鍋から直箸で数人でつつくという鍋料理が確率され発達しました。


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